かごしま有機生産組合は、有機農業と自然生態系に調和した生き方、暮らし方を地域に広げていこうと願う人々の集まりです。

組合ブログ [かごしま有機生産組合]

アイディアまん。


お野菜には「規格」というものがあります。

それは、色んな生産者の方が思い思いに良かれと思って持ってきたお野菜、

たとえばAさんは虫食い一つないつるむらさき、Bさんは虫食いがあったり葉先が枯れたりしてしまっているつるむらさきを持ってきたとしたら・・・、同じ値段で買うのに抵抗を感じるのではないでしょうか?

そこで、とても難しいことではありますが「ここまではOKですよ!」という規格を決めて販売しています。

ただ、規格を決めてしまうとわたしたちには「販売しやすい」という利点が生まれますが、

その分、生産者の方に選別という負担や、販売できないものがでてくるという苦悩が生まれるのが問題です。

そこで!少しでも販売できないものを減らそうと、規格から外れたお野菜たちに名前をつけて販売しています。

たとえば今年の2月、寒さのためにちっとも大きくならない、大きくなる前にヒヨドリにどんどん食べられてしまう!早く売らないと!!

という2個で一人前の大きさの玉レタスに、わたしが勝手にアイディアまんだと思っている前園さんが一言。

「2玉パックにして、”食べきりサイズ玉レタス”として販売したらどうかな・・・?」といってくださいました。

ふむふむ、なるほど。

早速、普段お取引くださっているところに相談すると「いいですね!」といってくださり、結局ヒヨドリに食べつくされる前に収穫を終えることが出来ました。

そして今回、このごぼう。

今年はごぼうが昨年に引き続き不作で、やっとのことで収穫してもらっています。

直径が1cmくらいしかない、やわらかいこのごぼう。

あなたはどんな名前をつけますか(^^)??

中南米からの視察団を迎えて


先日、中南米(コスタリカ、キューバ、ドミニカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、パナマ、コロンビア)の代表団(農業研究者一行)が、有機農業技術普及のための視察ということで来訪、交流しました。

中南米でも有機農業への取組みが進んでいるが(中でもキューバは半分以上)、有機認証を受けているのはそのごく一部だけ。

バナナ、コーヒーとかの輸出作物のみに限られているそうです。

地元では、有機認証を受けなくても、地域の農家同士で確認して有機とする、いわゆる参加型認証のスタイルで、生産・販売されているとのこと。日本でも、輸出作物のみ有機認証を義務づけて、地域で販売するものについては参加型認証でも認めるようにしてほしいなあと強く感じたことでした。

大和田

みなさんが折ってくださった、折鶴です↑ 上手ですね!


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