かごしま有機生産組合は、有機農業と自然生態系に調和した生き方、暮らし方を地域に広げていこうと願う人々の集まりです。

組合ブログ [かごしま有機生産組合]

作付会議が無事に終了しました♪


2012年7月17日(火)
有機農業フォーラムからスタートした作付会議。

宮崎大学の大野先生のご講演
「地域の土着天敵を利用した害虫駆除」の話は、とても興味深いものでした。

害虫(たとえばアブラムシ)を駆除する天敵(たとえばテントウムシ)が畑にいれば、
極端な話ですが、人が手で駆除をしたり、農薬をかけたりすることが必要でなくなる・・・はずなんです。
天敵がきちんと働いてくれるためにはどうしたらいいのか?

まず大事なのは、害虫が発生する前に天敵がその場にいてくれること。

・・・ということは??

天敵が住む場所がそこにあればいいわけです♪

っということで、たとえば茄子の畑にバジルを植えておく。
そうすると、バジルにテントウムシがやってくる。
そして、茄子にアブラムシがやってくる。

テントウムシは・・・?
茄子についたアブラムシを食べてくれる☆

とこういう流れをきたいしているわけです!
でもそんなに都合よく、アブラムシを食べにテントウムシがやってくるのか?
という疑問の声にお応えして、先生は豆乳を「マーカー」に使い、花に来ていたテントウムシが
どれくらい茄子に移ってきたかを調べたそうです。

気の遠くなるような話ですが、これができれば有機農業をしている
生産者の方は「虫」という敵にどう立ち向かうかの苦労が一つ減るわけです♪♪

とても重要なお話で、ためになりました!

そして鹿児島大学の李先生のご講演は、「消費者の目から見た有機野菜」のお話でした。

鹿児島市内で一般消費者の方を対象にとったアンケートでは、
有機野菜に興味があっても、有機野菜を買える場所をご存じない方が多いことに気づかされました。
そして、有機野菜とは何か?というのもまだまだ知られていない、という現状もありました。

鹿児島市内に3店舗の直営店と2店舗のカフェがあるので、
もっともっと多くの方に知っていただけるためにはどうしたらいいのか?を考えなければならないと感じました。

有機農業フォーラムの後は、メインの作付調整会議。
今回より、重要品目のお野菜には生産者の方が「部会長」になってくださり、
各品目の生産を盛り上げてくださいます。

とても頼もしく、そして的確な意見を言ってくださり、こちらもすごく勉強になりました。

懇親会、二日目の様子はまた後日☆


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