かごしま有機生産組合は、有機農業と自然生態系に調和した生き方、暮らし方を地域に広げていこうと願う人々の集まりです。

大口農場日誌 [かごしま有機生産組合]

8月播きゴボウの回

2011/03/08 11:52 2011/03/08 12:04 2011/03/08 11:48

だいぶお久し振りです。

畑の準備で忙しい季節です。

春はズッキーニ、ゴボウ、坊っちゃんカボチャ、ナス、キュウリ、唐辛子、枝豆などが始まります。

去年うまくいったやつ、コケたやつとありますが、今年こそは豊作過ぎて忙しい日々を迎えようと、色んな作戦をたててます。

楽しみ。

さて、ゴボウの話が途中でしたね。

去年の飛び込み作付けシリーズの一つで「8月播きゴボウ」をやってみました。
通常4月〜5月頭に播いて、11月〜2月辺りに収穫してますから、年明け狙いで8月播きというのは異例なわけですよ。

でも出来たんです。

そこそこ太さもあるゴボウが2月獲りで。

解説
まず前回の根の回にも書いてましたが、ゴボウは硬盤にあたると横肥大に切り替わるんです。

これを活用したのが今回の作戦。

仕立ては畝で4条播き。トレンチャーはかけずにサブソイラーで排水だけきりました。

品種は柳川理想(長い根を伸ばす普通ゴボウ)で、短根種ではありません。

これが30〜60センチのきれいな短根ゴボウとなるのです。

ちなみに短根種も試したんですが、なんというか、奇形ばっかしになる。

根の先端が何かに当たった時の反応として、長い品種の方が下に下に伸びようとしてるように見えました。

そして、意として盤に刺してるわけですから、どう収穫するかがポイントなわけですよ。

今回は鋤(すき)を使用しました。
というか、最初はクワでやってて、最終的に鋤に辿り着きました。

慣れれば速いですが、幅を調整できる掘り機があれば、高畝の二条播きで掘り起こした方が速いとは思います。

そんなわけで、カット用のゴボウとして8月に播いた今回の作型。

面積辺りの収量を見れば、やはり短い分多収とは行きませんでした。

しかし短いのはゴボウだけでなく作付け期間も短いわけで、実はズッキーニの春作を終えてからのスタートだったんです。

そう考えると、可能性はありますわな。
まだまだ色んな改良がきくと思います。

もう一点。
ゴボウが上手くいくかどうか、その鍵を握るのはやっぱり物理性ではないかと思いましたね。

排水いいと、ゴボウの生育のまぁー素直な事。
センチュウ害もただの一本もでなかったし。

今年は4月頭に播く予定のゴボウ。物理性には特に意識して臨みます。

【今日の一枚】
1、8月播きサイズ(右:平均サイズ、左:稀にある長いやつ)
2、鋤で試し走行
3、鋤通った後

根の回

2011/03/04 14:03 2011/03/04 14:06 2011/02/22 15:15 2011/02/22 15:17

やはり強い霜きましたね。間違いなく明日もくるやろ。

スナップBabyはビニールかけてて正解でした。順調に綺麗に育ってます。

さて、最近はもっぱらゴボウ収穫です。

トラックターが故障してたので、昨日までは手掘りで攻め続けてきました。

結果、相方の鬼束君、故障しました。

それでも逃がしません。
by大口農場

お隣りに住む有機農家、池田さん(こないだ五百歳て言ってた)のゴボウを掘ったのですが、株間が狭いので基本小さいのが多い。

彼はこれまでずっと手掘りスタイルでやってこられたんですよ。凄いわ。

小さく作るのは長年(500年)の経験から生まれた作戦か!?

多分性格。笑

場所によってセンチュウ害が多かったのは、作付け品目が根菜に偏りがちなのと、3年おきにゴボウを作付けしている事などではないだろうか。

物凄く柔らかく、味がいいのも池田ゴボウの特長。池田さんの畑の土、柔らかいもん。

でも不思議なもんですね、直根が1メートルも延び続けること自体が。

根の先端が硬盤や石に当たると、横肥大に切り替わるので、事前に深く耕してるんです。

ちょっとリンクした話。
こないだホウレン草の横にいた雑草君をそっと抜いてみたら、畝の表面で根を横向きに走らせていました。
地上部からは想像できないくらい長い根。なぜに横向き??

根には機能と役割があり、臨機応変に形状を変えながら責務をこなします。

地下部こそ、ドラマですよ。

ゴボウもしっかり生きたヤツなんです。

次回は大口の珍しい作方のゴボウを紹介しましょう。

【今日の一枚】
1、抜かれるゴボウ
2、軍手と比較
3、チビ雑草君
4、まさかの根

葉が出た回

2011/03/03 10:00 2011/03/03 10:00 2011/03/03 09:18 2011/03/03 09:18

また冷えましたね。
こりゃ明日もきっつい霜降りるな。

暑かったり寒かったり。鹿児島の2月・3月は難しい。

さて、前回のブログに出てきた物になるかならんかの瀬戸際大根、新しい綺麗な葉を展開させました。

ここから生育スピードをうんと上げて立派な大根になってくれることでしょう。

そして、葉が出た繋がりでこの子も。

阿久根さんのガボチャ苗。素晴らしく綺麗に揃いました。

培土は
1、堆肥を山に四年野積みにしてたもの

2、畑の土

これらに水で溶かしたデルプラスをかけておしまい。

準備終わって早々にカビ生えとったから、デルのやり方には問題があったようですが(←取り除いた)、無事 発芽してました。

阿久根さんと言えばカボチャ。今年は今のとこ順調ですな。

【今日の一枚】
1、新・瀬戸際大根
2、新・瀬戸際大根の葉
3、カボチャJr.
4、カボチャJr.整列


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