かごしま有機生産組合は、有機農業と自然生態系に調和した生き方、暮らし方を地域に広げていこうと願う人々の集まりです。

組合ブログ [かごしま有機生産組合]

できることを少しでも。


あの大震災から先日の日曜日で丸一年。

日本全国各地で様々なイベントが行われましたが、
私たちの住む鹿児島でも「3・11さよなら原発!かごしまパレード」というイベントが行われました。

わたしたちかごしま有機生産組合の直営カフェ「草原を渡る船」や、
有機農家さんや有機農業に関心のある若い人たちの集まり「わけぇもんの会」が
ベジチャリティとしてお野菜の販売でイベントに参加しました。

ベジチャリティとは・・・?

お野菜を販売して、その売り上げを震災にあって支援を必要とされている方々に寄付しよう!という取り組みです。

有機農業に取り組んでいらっしゃる農家の方からお野菜を提供していただき、
それを「わけぇもんの会」メンバーが前々日の夜、1p=100円を目指して、思い思いにパック・・・その数、実に1,600p以上!
このお野菜には、
「当日は仕事でいけないけど、せめてお野菜だけでも提供させてください」
「普段何もできないから、こんなときだけでも役に立たせてほしい」
という農家さんの暖かい気持ちも一緒にこもっています。本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました!!

パックをしながら誰もが「こんなすごい数売り切れないだろう」と心の中で思っていたと思います。

しかし、イベント当日。

わけぇもんの会メンバーの努力のおかげで、なんと!完売したそうです(>▽<)//
当日、わたしは出席できなかったのがとても悔やまれました・・・

お野菜ご提供くださった皆さんありがとうございました。
そして、当日販売されたメンバーの皆さん、準備に参加されたみなさん、お疲れ様でした。

(ご提供いただいたお野菜)
・キャベツ(鹿屋、さつま町)・・・23玉
・きんかん(種子島)・・・43p
・小松菜(喜入)・・・60p
・サワーポメロ(出水)・・・29p
・じゃがいも(種子島、屋久島)・・・294p
・春菊(姶良、蒲生)・・・103p
・不知火(熊本)・・・14p
・白米(姶良、さつま町)・・・20p
・セロリ(指宿、金峰)・・・51p
・大根(さつま町)・・・4kg
・玉レタス(蒲生)・・・50個
・チャンドラーポメロ(人の顔くらいある、大きな柑橘!出水市)・・・10個
・菜花(さつま町)・・・40p
・にら(宮崎)・・・50p
・人参(串良、錦江町、宮崎、さつま町、伊佐市)・・・288p
・パール柑(熊本)・・・48p
・はるみ(出水)・・・250p
・日向夏(種子島)・・・24p
・深ねぎ(鹿屋、さつま町、姶良)・・・72p
・ブロッコリー(さつま町)・・・6p
・ほうれん草(鹿屋、霧島)・・・66p
・水菜(姶良)・・・33p
・ヤーコン(霧島)・・・23p
・安納芋(屋久島)・・・67p

東北へ元気を送ろう!イベント★


鹿児島県(特に鹿児島市)にお住まいの皆様!!

普段生活している中で、東北の方々のことを考えていても、

「直接現地に赴いてボランティアするには時間がないし・・・」

「義援金はしているけれど、他にできることないのかな?」

「実際、わたしたちができることっってなんだろう?」

などと思っていらっしゃいませんか??

そこで、鹿児島で有機農業に取り組んでいらっしゃる若者たちがたちあがりました!

東北へ向けて応援メッセージを送ろう!と。

9月11日(日)ドルフィンポート前広場で人文字メッセージを作るイベントを行います。

そう、人文字です。

みなさんが集まってくださって、初めて成り立つイベントです。

そこで現在、人文字に参加してくださる方々を募集しています。

事前のお申し込みは必要ございません。どなたでもOKですので、何かしたい!と思っていらっしゃる方はぜひ、ご協力をお願い致します。

日程:9月11日(日)

場所:ドルフィンポート前広場

時間:午前9時~12時ごろ予定(9時受付開始)

※少雨決行

※当日は熱中症対策に、帽子・タオル・飲み物をご持参下さい。

※ボードにメッセージを書いていただきたいので、ボールペンをご持参下さい。

原発問題


新聞やテレビで毎日、原子力発電のことが報道されています。

有機農業に取り組むわたしたちも、川内に原子力発電所があり、ひとごとではありません。

そこで、わたしたち、かごしま有機生産組合の代表である大和田代表のコメントをここで紹介させていただきたいと思います。

 「原発よ、さようなら」という日に

  かごしま有機生産組合代表 大和田世志人

イタリアでは6月14日、原発の再開の是非を問う国民投票が実施され、90パーセント以上の圧倒的多数の人々が、原発の再開に反対(No!)の意思表示をした。 産業界の要請を受け、原発の再開を画策していたベルルスコーニ首相も、圧倒的多数の国民の声に押されて、ついに「原発よ、さようなら」と言明。イタリア国民は歓喜の波に包まれたという。

欧州ではすでにドイツやスイスも原発廃止の方針を決定し、自然エネルギーによる発電へと方向転換を始めた。ところが、日本のマスコミではフランス、イギリス、ロシアを対抗馬のようにとりあげて、脱原発が歴史の本流となりつつあることをカムフラージュしようとしているようにみえる。原発がストップしたら電気が充分に使えなくなるとか、冷房や暖房が使えなくなるとか、不景気になるとか、大規模停電が起きるとか、極端な話では日本経済は立ち行かなくなる、などと。

日本のマスコミは日本国民をどこに導こうとしているのだろうか?多くのマスコミは電力会社から巨額の広告費をもらっているから、やっぱり電力会社の側に立った偏った報道しかできないのだろうか。「真実を伝える」「大多数の庶民の声を代弁する」ことなどできないのだろうか。

 

福島では、突然に30キロ圏に暮らしていた人々に立ち退き命令が出された。自分の家であり、畑であり、田んぼであり、お店であったところであるにもかかわらず、立ち入り禁止だ。何万頭という牛や豚、鶏などの家畜が放置を余儀なくされ、理不尽にも殺処分されてしまった。これまで長い年月をかけて積み上げてきた農業や漁業、商業や工業、それらのすべてがただ一方的に奪われたのだ。いったい誰の責任か。こんな大事件を引き起こした犯人はだれか?なぜその人々は逮捕されないのか。

 

原発と人間は共存できない。ひとたび原発が暴走すれば、農業も漁業も、商業も工業も、教育も、地域社会も全てが崩壊してしまう、という誰の目にも明らかになったこの事実、真実。これを直視して、速やかに日本でも「原発よ、さようなら」という日を迎えなければならない。

もしも、もしも、川内原発が暴走したら--- 鹿児島県は壊滅的な打撃を受け、取り返しのつかないことになろう。われわれは流浪の民となるしかないだろう。

自衛隊10万人を投入しても原発の暴走を止めることはできないのだ。


このページのTOPへ