かごしま有機生産組合は、有機農業と自然生態系に調和した生き方、暮らし方を地域に広げていこうと願う人々の集まりです。

蒲生農場日誌 [かごしま有機生産組合]

水菜


今日は、一日いい天気でした。

少しずつ春が近づいてるのを実感します。

蒲生農場では、春菊、セロリ、水菜の収穫をしました。

ハウス内の水菜の様子をご紹介します。

水菜 朝の様子 
朝の水菜の様子です。

ハウス内の温度は13℃でした。

葉先についた朝露が

朝日に照らされて輝いて見えました。

日が昇るにつれて

ハウス内の温度も上がっていきます。

今朝は、10時過ぎには22℃

正午過ぎには

なんと・・・

35℃まで上昇しました。

暖房施設などは、一切ないのですが

防寒の為、入り口を閉切ったハウス内は

真夏と変わらないくらいの暑さです。

水菜 日中の様子

日中は、水菜も少しくた~としてます。

水あげないと!!やばいよ!

と思いますが、夕方にはちゃんと元に戻ってます。

水菜 夕方の様子

 ここで水を与え過ぎると

水分過多で、徒長(とちょう)してしまい

ヒョロヒョロとした水菜になってしまいます。

そのため、潅水(かんすい)は、朝の葉先の状態や

株元の土を掘り、乾燥状態をチェックしてから行います。

ただ・・最近は天気が良い日が続いてるため

ハウス内の温度が上がりすぎているのが難点です。

今日のように朝の13℃から、日中の35℃まで

温度差が22℃もあり、この温度差が

作物にとってストレスとなって

生育に良くも悪くも影響する可能性があります。

潅水のタイミングや、ハウス内の温度管理をしっかり

対策していく必要がありそうです。

水菜の収穫の様子です。

水菜  正座で収穫

 株元をハサミで刈り取ります。

水菜はポキポキと折れやすいので

一株、一株、丁寧に収穫します。

重さを量り、袋詰めをして出荷します

水菜 袋詰め

こっそりと少しだけ味見してみたら

シャキシャキして美味しかったですよ~

あと水菜の収穫中に気づいたことを・・・

蒲生ハウスの4連棟の中のC棟で栽培中の水菜です。

水菜 スズメノカタビラ

雑草に注目して頂きたいのですが

こちらはイネ科のスズメノカタビラが繁茂しています。

スズメノカタビラは中性に近い土壌を好みます。

一方、蒲生ハウスの5連棟の中のD棟で栽培中の水菜です。

水菜 ホトケノザ

こちらは、ホトケノザが繁茂しています。

ホトケノザはアルカリ性に近い土壌を好みます。

ホトケノザが繁茂する水菜には

ダイコンサルハムシやヤサイゾウムシなども

見られました。

ダイコンサルハムシ
一方、スズメノカタビラの繁茂する水菜は

ほとんど害虫が見られず綺麗な状態でした。

同じ時期に播種した水菜なのですが

手に持ったときの質感や、匂いなど状態が違いました。

土壌のバランスによって作物も

大きく影響を受けているようです。

やっぱり土が一番大切なんだな~と改めて思いました。

もう一つ・・土曜日、水菜の収穫中に

珍しい株が、一株だけ混ざっていたようです。

 斑入りの水菜

斑入りの水菜です。近くの有機農家さんの話では

先祖がえりをした株じゃないかな??

ということでした。

商品化したら売れるかも!?


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