水菜
- 2011年02月07日
- 農場日誌
今日は、一日いい天気でした。
少しずつ春が近づいてるのを実感します。
蒲生農場では、春菊、セロリ、水菜の収穫をしました。
ハウス内の水菜の様子をご紹介します。
ハウス内の温度は13℃でした。
葉先についた朝露が
朝日に照らされて輝いて見えました。
日が昇るにつれて
ハウス内の温度も上がっていきます。
今朝は、10時過ぎには22℃
正午過ぎには
なんと・・・
35℃まで上昇しました。
暖房施設などは、一切ないのですが
防寒の為、入り口を閉切ったハウス内は
真夏と変わらないくらいの暑さです。
日中は、水菜も少しくた~としてます。
水あげないと!!やばいよ!
と思いますが、夕方にはちゃんと元に戻ってます。
ここで水を与え過ぎると
水分過多で、徒長(とちょう)してしまい
ヒョロヒョロとした水菜になってしまいます。
そのため、潅水(かんすい)は、朝の葉先の状態や
株元の土を掘り、乾燥状態をチェックしてから行います。
ただ・・最近は天気が良い日が続いてるため
ハウス内の温度が上がりすぎているのが難点です。
今日のように朝の13℃から、日中の35℃まで
温度差が22℃もあり、この温度差が
作物にとってストレスとなって
生育に良くも悪くも影響する可能性があります。
潅水のタイミングや、ハウス内の温度管理をしっかり
対策していく必要がありそうです。
水菜の収穫の様子です。
株元をハサミで刈り取ります。
水菜はポキポキと折れやすいので
一株、一株、丁寧に収穫します。
重さを量り、袋詰めをして出荷します
こっそりと少しだけ味見してみたら
シャキシャキして美味しかったですよ~
あと水菜の収穫中に気づいたことを・・・
蒲生ハウスの4連棟の中のC棟で栽培中の水菜です。
雑草に注目して頂きたいのですが
こちらはイネ科のスズメノカタビラが繁茂しています。
スズメノカタビラは中性に近い土壌を好みます。
一方、蒲生ハウスの5連棟の中のD棟で栽培中の水菜です。
こちらは、ホトケノザが繁茂しています。
ホトケノザはアルカリ性に近い土壌を好みます。
ホトケノザが繁茂する水菜には
ダイコンサルハムシやヤサイゾウムシなども
見られました。
ほとんど害虫が見られず綺麗な状態でした。
同じ時期に播種した水菜なのですが
手に持ったときの質感や、匂いなど状態が違いました。
土壌のバランスによって作物も
大きく影響を受けているようです。
やっぱり土が一番大切なんだな~と改めて思いました。
もう一つ・・土曜日、水菜の収穫中に
珍しい株が、一株だけ混ざっていたようです。
斑入りの水菜です。近くの有機農家さんの話では
先祖がえりをした株じゃないかな??
ということでした。
商品化したら売れるかも!?
コメントを残す